大規模なPOS改修の投資を意思決定し、ハウス電子マネー導入に踏み切ったわけ

食品スーパー マキヤ

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マキヤは、静岡県、山梨県、神奈川県、埼玉県で独自の小売店であるエスポット・POTATO・Mammyなどを38店舗、フランチャージーとして業務スーパー、ハードオフ・オフハウス、ダイソーなどを63店舗展開しています。
ハウス電子マネーは、2019年11月、入金機は、2020年4月、QRコード決済は、2020年9月、に導入いただきました。

「ハウス電子マネーを取り入れた理由と効果」について、経理部署の竹島部長にお話をお伺いしました。

ポイントカードからハウス電子マネーに切り替えた理由

―まずは、弊社のサービスを導入していただいたきっかけについて教えてください。

以前からポイントカードサービスを行っていましたが、近隣には多くのスーパーがあり、それだけでは顧客の囲い込みが難しいと考えていました。そこで新たな囲い込みの手段を検討したところ、ハウス電子マネーであれば、今までのポイントサービスも継続しつつ、さらにプリペイドカードにチャージした分は自社で利用してくれる仕組みであることを知り、興味を持ちました。

―導入に至った経緯を教えてください。

まずは、ハウス電子マネーサービスを提供している企業のうち3社にしぼり、検討を開始しました。

しかし、検討を進める中で、マキヤのPOSは独自の仕組みになっているため、新たにハウス電子マネーを導入するには、専用のネットワークとサーバを構築する必要があることがわかり、それには多額の費用がかかることを知りました。

それでもハウス電子マネーの導入を決めたのは、その頃政府が「キャッシュレス消費者還元事業」を行うなど、キャッシュレス決済に力を入れ始めていたことや、QRコード決済会社が大規模な還元キャンペーンに取り組んでいたことから、キャッシュレス決済はお客様の利便性の向上には必須だと確信したからです。
また、ハウス電子マネーはクレジットカードより決済手数料が安価であり、自社の販促にもつながるという点も大きかったです。

システム費用などの課題がわかった時、すぐに訪問をして説明してくれたことで、社内のメンバーとバリューデザインとの間で信頼関係が築けたこともあり、導入に至りました。

―実際に導入した後はどうでしたか?

『マキヤプリカ』を導入した時点で、マキヤポイントカードの累計発行枚数は、稼働会員ベースで47万枚になっていました。『マキヤプリカ』のスタート後も、マキヤポイントカードは従来通りご利用いただけるので、いかにマキヤポイントカードから『マキヤプリカ』に切り替えてもらえるかが重要でした。
そこで、レジでお客様にお声掛けをしたり、販促物を作成し配ったりして、切り替えを促しました。

左は従来のマキヤポイントカード、右は2019年9月に導入したハウス電子マネー付きポイントカード『マキヤプリカ』

QRコード決済を導入

当時は様々なQRコード決済会社の販促キャンペーンが行われており、キャッシュレス決済の利便性向上には、クレジットカードやハウス電子マネー以外にも、各社のQRコード決済を導入する必要があると考えました。
QRコード決済ごとにPOSの改修を行っていては導入までに時間がかかるので、主要なQRコード決済をまとめて集計してくれるバリューデザインの『Value Gateway』を導入することにしました。
『Value Gateway』は、各社のQRコードをPOSで読み取るだけで、それぞれの決済事業者を自動で判断し決済してくれるので、レジ側の負担もなく導入がしやすかったです。

ハウス電子マネーとQRコード決済を取り入れて良かったこと

レジの待ち時間が、現金に比べて20秒ほど短くなりました。混雑緩和で感染予防にもつながりますし、レジに並ぶ列も短くなるので良かったです。

ハウス電子マネー会員を増やすために販促キャンペーンを開催

ハウス電子マネー付き『マキヤプリカ』の切り替えと利用を促すために、4店舗限定で4日間の販促キャンペーンを行い、約700件もの『マキヤプリカ』へのお申し込みをいただくことができました。

ひとつ、このキャンペーンでお客様と話してわかったことがありました。
お客様には、ポイントカードと『マキヤプリカ』の違いがあまり伝わっていなかったということです。
見た目の違いでいうと、ポイントカードと『マキヤプリカ』は、白いカードか黄色いカードかの違いだけです。そのため、どのように『マキヤプリカ』がお得なのかを説明したところ、ポイントカードからの切り替えや、新規加入をする方が多くいらっしゃいました。

また、年配の方はハウス電子マネーをチャージする際に、チャージ機の使い方がわからなかったという声が多くありましたが、チャージ機でスタッフと一緒にやると「簡単だった!」と言ってもらえました。その際使い方と同時に、チャージをするとお得にお買い物ができることを伝えると、その場で1か月分にあたる利用金額をチャージする人も、多くいらっしゃいました。

あるお客様からは、「いつもはレジでお金を出したり、お釣りを受け取ったりで時間がかかったけど、初めて(マキヤプリカ)使ったらスムーズにお会計できて良かった~」と、帰り際に声をかけてもらえました。

今回の販促キャンペーンを通じて、お客様への認知がまだまだできてないと改めて感じました。特に年配の方は、店内のアナウンスだけでは伝わりません。これからは、全店舗へ販促キャンペーンの開催も考え、動き出しています。

キャンペーン中は、店内に特別ブースを設けて、お客様一人一人に案内をしました

これからも『マキヤプリカ』会員の増加を目指します

―最後に一言いただけますでしょうか。

改めて、POSの改修で多額の費用がかかってもハウス電子マネーを入れて良かったと思うことは、お客様のレジの通過が早くなったことです。また、チャージ金額の増加は会社において重要な戦略の一つにもなっており、将来におけるお客様の潜在売り上げの増加につながります。今後は、段階的にキャンペーンを開催し、『マキヤプリカ』の会員をさらに増やして行きたいと思っています。